ナタリア・ボロビエワ(ロシア)が引退

 2024念5月4日、モスクワ近郊のライブアリーナで開催されたロシアのフリースタイルと女子レスリング選手権の一環で、ロシア女子レスリングの初代オリンピック・チャンピオン、ナタリア・ボロビエワがスポーツ選手としてのキャリアに終止符を打ったと発表した。ナタリア・ボロビエワはWRESTRUS.RU特派員アシヤ・アリモワに自身の決断とレスリングに関する将来の計画について語った。  「なんとか美しく仕上げなければなりませんでした」とナタリア・ボロビエワは語った。 – これはインスタグラムで発表すべきではありません。ここで引退を発表するというアイデアは、モスクワに向かう途中に思いついた。もう戦うつもりはない、どうしよう、と思ったが、スタンドは満員で今が良い時だ。私と一緒に泣いたり、笑ったり、喜んでくれた人たちがいます。彼らに感謝の気持ちを伝える時が来ました。私はすでにモスクワから両親に電話してこのことを報告しました。  – 今、あなたの人生は何で満たされていますか? – 私は産休中で、子供が 2 人いて、彼らには母親が必要です。私の息子はすでにとても活発な年齢なので、直接育てる必要があります。新年からサンクトペテルブルクオリンピック評議会の理事に就任し、様々なスポーツの発展に携わっています。負荷は小さいですが、非常に興味深いです。私たちの主な任務は、オリンピックレッスン、マスタークラス、オリンピック委員会と協力したさまざまなイベント、および主に大衆スポーツの発展を目的としたその他のイベントを実施することです。  – 今後はどのようなことをしていきたいと考えていますか?  – 世界的な計画はありません。基金の発展、私のトーナメントの発展、サンクトペテルブルクのオリンピック評議会の発展。それでは見てみましょう。  – ロシアにおける自国のヘビー級カテゴリーのレベルをどのように評価していますか?  – 次のオリンピックサイクルではすでに優れたヘビー級選手がいることを願っています。可能性を秘めた若い女の子たちがいる。もう少し家にいて、それからこれもやろうかな。どこかでモチベーションを高め、どこかで言葉で、どこかで行動で、どこかでカーペットの上で私は手助けします。俺はどこにもいかねえ。私はもうカーペットの上にはいませんが、いつもそこにいます。

ミハイン・ロペス(キューバ)がオリンピック5連覇へ意欲を見せる

 男子グレコローマン130kg級でオリンピック4連覇を達成したミハイン・ロペス(キューバ)が、フランスのAFP通信に対し、オリンピック5連覇を目指して闘っていることを話した。達成すれば、夏季大会でこの偉業を達成した唯一の選手となる。  ロペスは現在41歳で、東京オリンピックのあと試合出場はしていない。昨年秋のパンアメリカン大会に出場予定だったが、直前に父が亡くなり、「気持ちが盛り上がらず、試合に臨む意欲を感じませんでした」と不出場。オスカル・ピノが手にしたオリンピック出場枠を譲り受け、パリ・オリンピックへぶっつけ本番で挑む予定。  これまで、夏季オリンピックの個人同一種目で5連覇を達成した選手はいない(冬季大会では、オランダのスピードスケート選手アイリーン・ヴストが2022年北京オリンピックの1500メートルで優勝し、異なる種目ではあるが5大会連続金メダルを獲得)  優勝すれば、5連覇とともにレスリングの最年長オリンピック王者ともなる。歴史に残る偉業を達成できるか。

UFCで活躍したマーク・コールマンが、火事の中から両親を救い、自分自身も生き残る

 米メディアによると、米国の元レスリング&総合格闘技選手のマーク・コールマン(59)は3月12日、自宅で火災に遭遇。家族は寝ていて、「ハマー」という愛犬に起こされたコールマンは、両親の部屋に急いで救出。それから犬を救うために燃えている家に戻った。  しかし、その時までに煙を吸い込んでおり、愛犬を火の中から引き上げることができず、意識を失ったという。幸い、到着した救助隊員に救助され、死から救うことに成功した。集中治療を受けることになったが、現在は回復しているという。  コールマンはオハイオ州立大学時代の1988年に全米大学選手権で優勝。その後、フリースタイルの選手として活躍し、1991年世界選手権100kg級で2位。  1997年に総合格闘技イベント「UFC」でデビュー。多くの格闘家が集まる大会で強さを発揮。初代ヘビー級チャンピオンとなり、この種の闘いに不向きでは、と思われたレスリング選手の体力と格闘能力は総合の世界で十分に通用することを証明した。  日本のイベント「PRIDE」の2000年 グランプリでも優勝していた。

アブドゥルラシド・サデュラエフ(ロシア)がルーマニアへの入国を拒否される

 ルーマニアの首都ブカレストで開催されている2024年欧州選手権に出場予定だった男子フリースタイル97kg級のアブドゥルラシド・サデュラエフ(AIN=ロシア)が、ブカレスト空港で入国を拒否され、大会に出場できないことになった。入国拒否の理由は説明されていない。  オリンピック3連覇を目指す同選手は、AIN=ロシア・チームのキャプテン。昨年の世界選手権は負傷で途中棄権し、パリ・オリンピックの出場枠はまだ手にしていない。欧州選手権にエントリーし、認められていた。  ロシア・レスリング連盟のミハイル・マミアシビリ会長は「サデュラエフはブカレスト空港で入国を拒否された。私たちは欧州選手権の組織委員会に連絡したが、税関の前では無力だった。サドゥラエフを入国させないと決めた警官らによると、サデュラエフののビザに疑問を抱いていたという。この決定には少し奇妙な点があります。このビザでルーマニアに到着する前に取得し、スペインを経由してブカレストへ向かったが、スペインでは何も質問されず、ブカレストへ向かえた」と説明した。  空港では大会組織委員会から全面的なサポートを受け、必要な確認や書類もすべて提出して、約2時間半にわたって交渉したが、入国を許可されまなかったという。サデュラエフはあきらめてロシアに向かっているという。

またも繰り返されたイランのイスラエルとの対戦拒否

 クロアチア・ザグレブで行われた「ザグレブ・オープン」の男子フリースタイル86kg級で、イラン選手がイスラエル選手との対戦を避けるため試合を棄権した状況が起こった。  同級は、抽選の結果、イランのハディ・ヴァファイプールが1回戦でスイス選手との対戦で、勝てばイスラエル選手が相手。VAFAEIPOURは計量せず、失格となった。  イランは「体重オーバー」と説明したが、同国の常套手段。イラン政府の方針として、イラン選手がイスラエル選手と対戦しないという根深い問題は、長い間、スポーツ界の問題として存在するが、計量のあるレスリングでは、体重規定を満たしていなければ出場できないのは当然。2022年世界選手権でも同様なことがあったが、問題とすることはできなかった。  柔道では、イスラエル選手との対戦を巡って国から出場辞退するよう圧力をかけられていたことを明らかにしたイラン選手がいて、国からの制裁を恐れて亡命。国際柔道連盟はイランを4年間の資格停止処分を下した。同選手はモンゴルに国籍を変え(現在はアゼルバイジャン国籍)、その後、棄権した相手のイスラエル選手と闘っている。

IOCがロシアとべラルーシのパリ・オリンピック参加を容認

国際オリンピック委員会(IOC)は12月8日、オンラインで臨時理事会を開き、ロシアとベラルーシ両国の選手について個人の中立選手(AIN)として来夏のパリ・オリンピックへの参加を容認することを決めた。  これに対し、ウクライナのビドニー青年スポーツ相代行はフェイスブックで声明を発表し「無責任な決定を強く非難する」と述べた。同国のパリ・オリンピック参加については、ウクライナのスポーツ界や政治指導者と協議した上で決定するという。  IOCは、ロシア、ベラルーシの国歌や国旗の使用を禁じ、団体競技での出場は認めず、積極的に侵攻を支持する選手、軍や治安当局の所属選手も対象外とすることも発表した。政府関係者をお燐肥区に招待しないことも決めた。  現時点で出場資格を得た選手は、世界各国・地域の4600人いるが、そのうちロシアは8人、ベラルーシは3人のみ。AINの出場は「ごく限られた数」になる見通し。  レスリングでは、ロシアが男子フリースタイル57kg級のザヴール・ウグエフ、65kg級のシャミル・マメドフ、74kg級のザウルベク・シダコフ、125kg級のアブドゥラ・クルバノフの4選手、ベラルーシが男子グレコローマン97kg級のアブベーカー・ハスラハノフと女子53kg級のバネサ・カラジンスカヤの計6選手が出場枠を獲得している。

米国選手の報奨金が設立以来、500万ドル(約7億4000万円)へ

 米国レスリング協会は、米国レスリング財団の「ライブ・ザ・ドリーム」は、2009 年の設立以来、500万ドル(約7億4000万円)以上のボーナスを支払っている報じた。  この基金は、寄付のほか、米国レスリング協会と全米オリンピック委員会からの支援によって支えられておりり、オリンピック(優勝25万ドル=約3700万円、2位5万ドル、3位2万5000ドル)と世界選手権(優勝5万ドル、2位2万5000ドル、3位1万5000ドル)が選手への報奨金として授与される。  これまでで最高の報奨金獲得選手は、オリンピック1度、世界選手権6度優勝のジョーダン・バローズ(米国)で、59 万5000ドル(約8806万円)。他に、オリンピック・チャンピオンであり3度の世界チャンピオンであるカイル・スナイダーが53万ドル、ヘレン・マルーリスが48万ドル、デビッド・テイラーが42万5千ドルで続いている。

ロシアの最強共和国決定戦はダゲスタンが勝利

 ロシアで最もレスリングが盛んで強い2地域、ダゲスタン共和国と北オセアチア共和国の対抗戦が11月3日にモスクワで行われ、ダゲスタン共和国が7-3で勝利。長い間待ち望まれていたロシア・レスリング界最強同士の闘いは、ダゲスタン共和国が強さを見せた。  ダゲスタン共和国は97kg級のアブデラシド・サデュラエフ、と北オセアチア共和国は74kg級のザウルベク・シダコフの2021年東京オリンピック王者を手術(サデュラエフ)と負傷の治療(シダコフ)欠いたが、あとは現在考えられるベストメンバーでの対戦。  会場のディナモ・バレーボール・アリーナは満員の観客で埋まり、関心の高さをうかがわせた。 57kg級 ザウル・ウグエフ(ダゲスタン)○[TS=11-0]●アルチョム・ゴバエフ61kg級 アバスガジ・マゴメドフ(ダゲスタン)○[F=8-2]●チェルメン・タヴィトフ65kg級 イブラギム・イブラギモフ(ダゲスタン)○[TS=10-0]●ジャンブラット・キジノフ70kg級 クルバン・シラエフ(ダゲスタン)○[5-2]●デビッド・バエフ74kg級 チェルメン・ワリエフ(北オセアチア)○[3-3]●マゴメダビブ・カディマゴメドフ79kg級 タイムラズ・サルカザノフ(北オセアチア)○[4-0]●アフメド・ウスマノフ86kg級 アルトゥール・ナイフォノフ(北オセアチア)○[3-0]●ジャブライル・シャピエフ92kg級 マゴメド・クルバノフ(ダゲスタン)○[7-4]●バティルベク・ツァクロフ97kg級 アリハン・ザブライロフ(ダゲスタン)○[6-0]●セルゲイ・コジレフ125kg級 アブドゥラ・クルバノフ(ダゲスタン)○[3-1]●アレン・フブロフ ※TS=テクニカルスペリオリティ

ロシア・男子フリースタイルのカジムラト・ガツァロフ監督「2年間のブランクにもかかわらず、選手たちはいい結果を示した」

 ベオグラードで開催されたプレオリンピック世界選手権で、ロシアのフリースタイルレスラーは4つのオリンピックライセンスと4つのメダルを獲得した。ザウルベク・シダコフとアフメド・ウスマノフが世界チャンピオンとなり、アバスガジ・マゴメドフが銀メダル、シャミル・マメドフが銅メダルを獲得した。 ロシアのフリースタイルレスリングチームのヘッドコーチ、カジムラト・ガツァロフ氏は、WRESTRUS.RU特派員ティグラン・アヴァニアンに対し、スピーチの結果を総括した。 — 私たちの連盟の会長、ミハイル・ゲラジエヴィッチ・マミアシュヴィリに特に感謝します。彼は私たちがここでパフォーマンスを行えるように素晴らしい仕事をしてくれました。 長い間、私たちは暗闇の中にいて、パフォーマンスを発揮できるかどうかもわかりませんでしたが、何はともあれ、単純な2年間で、彼らは良い結果を示しました。 6 つのうち、金、銀、銅の 4 つのライセンスを持っています。 もちろん、取り組むべきことはありますが、結論から言えば、チームは良いパフォーマンスを見せたと言えます。 —97kg級と86kg級までの階級で切符を獲得することが残っています。 サーデュラエフは世界選手権の前に怪我をしていましたか? — アブドゥルラシド・サーデュラエフの怪我は彼を悩ませたが、パフォーマンスができないほどではなかったが、ここですべてが悪化した。 彼はモスクワ行きの次の飛行機に乗り、検査結果は近い将来分かるだろう。 もちろんライトヘビー級では内部競争もあり、オリンピックへの切符を手に入れることは間違いありません。 そしてラシッドさんへ – 早い回復を願っています。 ――アルスラン・バガエフ(体重86kg)の敗因は何でしょうか? ――激しさという点では、公認世界選手権に匹敵するトーナメントは一つもありません。 バガエフに勝ったアザマト・ダウレトベコフははるかに経験豊富で、マットの上ではより自信を持っているように見えた。 ポテンシャルの点では、彼はそれよりも劣っていませんし、おそらくそれ以上です – しかし、特にここで彼は経験が不足していました。

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2024年パリ・オリンピック国別出場枠獲得数(2023年世界選手権終了現在)

日本が10枠で最多…パリ・オリンピック国別出場枠 10枠 日本(男子フリースタイル57・74kg級、女子50・53・57・62・68・76kg級、男子グレコローマン60・77kg級) 7枠 米国(男子フリースタイル74・86・97・125kg級、女子50・57・76kg級)   イラン(男子フリースタイル65・86kg・125kg級、男子グレコローマン60・67・97・130kg級) 6枠 トルコ(男子フリースタイル97・125kg級、女子50・68kg、男子グレコローマン87・130kg級) 5枠 キルギス(女子62・76kg級, 男子グレコローマン60・67・77kg級) 4枠 アルメニア(男子フリースタイル57・65kg級、男子グレコローマン77・97kg級)   キューバ(女子76kg級、男子グレコローマン67・97・130kg級)   AIN=ロシア(男子フリースタイル57・65・74・125kg級 3枠 アゼルバイジャン(男子フリースタイル97kg級、男子グレコローマン67・77kg級)   セルビア(男子フリースタイル57・74kg級、男子グレコローマン67kg級)   ウズベキスタン(男子フリースタイル86kg級, 男子グレコローマン60・77kg級)   中国(女子50kg級、男子グレコローマン60・130kg級) 2枠 AIN=ベラルーシ(女子53kg級、男子グレコローマン97kg級)   ジョージア(男子フリースタイル97・125kg級)   ハンガリー(男子フリースタイル65・87kg級)   カザフスタン(男子フリースタイル86kg級、男子グレコローマン87kg級)   モルドバ(女子57・68kg級)   モンゴル(女子50・68kg級)   ウクライナ(女子62kg級、男子グレコローマン87kg級) 1枠 アルバニア(男子フリースタイル57kg級)   バーレーン(男子フリースタイル97kg級)   ブルガリア(男子グレコローマン87kg級)   コロンビア(女子76kg級)   チェコ(男子グレコローマン97kg級)   エクアドル(女子53kg級)   エジプト(男子グレコローマン130kg級)   フランス(女子68kg級)   ドイツ(女子62kg級)   ギリシャ(男子フリースタイル74kg級)   ナイジェリア(女子57kg級)   ノルウェー(女子62kg級)   ポーランド(女子57kg級)   プエルトリコ(男子フリースタイル65kg)   サンマリノ(男子フリースタイル86 kg)   スウェーデン(女子53kg級)   UWW=インド(女子53kg級)