男子グレコローマン130kg級でオリンピック4連覇を達成したミハイン・ロペス(キューバ)が、フランスのAFP通信に対し、オリンピック5連覇を目指して闘っていることを話した。達成すれば、夏季大会でこの偉業を達成した唯一の選手となる。
ロペスは現在41歳で、東京オリンピックのあと試合出場はしていない。昨年秋のパンアメリカン大会に出場予定だったが、直前に父が亡くなり、「気持ちが盛り上がらず、試合に臨む意欲を感じませんでした」と不出場。オスカル・ピノが手にしたオリンピック出場枠を譲り受け、パリ・オリンピックへぶっつけ本番で挑む予定。
これまで、夏季オリンピックの個人同一種目で5連覇を達成した選手はいない(冬季大会では、オランダのスピードスケート選手アイリーン・ヴストが2022年北京オリンピックの1500メートルで優勝し、異なる種目ではあるが5大会連続金メダルを獲得)
優勝すれば、5連覇とともにレスリングの最年長オリンピック王者ともなる。歴史に残る偉業を達成できるか。