「オリンピックと世界選手権の両方で最も多くのメダル獲得が目標」…ハッサン・ヤズダニチャラティ(イラン)

世界レスリング連盟(UWW)は、ホームページで、昨年の世界選手権・男子フリースタイル86kg級優勝のハッサン・ヤズダニチャラティ(イラン)へのインタビューを行った。

2014年世界ジュニア選手権66kg級優勝、2015年世界選手権70kg級銀メダルを経て、2016年リオデジャネイロ・オリンピック74kg級を制したイランのスーパースター。86kg級に上げて2017・19年に世界一に輝いた(2018年は米国のデービッド・テーラーに敗れて3位)。



Q:レスリングを始めたきっかけは?

A:私は12歳でレスリングを始めました。レスリングは、イラン、特に私の町では人気のスポーツです。伝統的なレスリングも人気で、子供の頃はよく見に行っていました。私は人生の早い段階で興味を持ってレスリングに取り組み、それを続けました。だから、今、ここにいます。

Q:レスリングでのあなたのヒーローは誰ですか?

A:私はすべてのチャンピオンに敬意を払い、彼らから、特に彼らの最高のテクニックから学ぶようにしています。ですから、一人を挙げることは本当にできません。しかし、ゴラムレザ・タクティから多くを学びましたが、尊敬するチャンピオンはたくさんいます。

Q:あなたは最近、膝の手術をし、そこからカムバックしました。あなたの回復がどのように進んだか教えていただけますか? 今、マットに戻っていますか?

A:手術から約2ヶ月が経過しました。ハードなトレーニングをしていますが、競技としてのトレーニングとは異なります。手術後の最初の1ヶ月は治療のみを行い、その後ゆっくりとマットに戻りました。現在は一時停止中です。ボディービル、ウエートトレーニングなど、ゆっくりとトレーニングに取り組んでいます。膝の状態はよく、気になりません。

Q:97kg級まで行きたいと思っていますか?

A:これまで、自然な体重増加によって階級を変えてきました。以前(74kg級)は、6〜7kgの減量でしたが、新しいルールが発表され、自分の体重(89kg)に近い階級にする必要を感じました。86kg級が理想ですが、体重が増えれば、階級も上げます。新しい階級で闘うことは好きですが、今のところ86kg級が最適です。

Q:2015年の世界選手権(米国)の決勝は、マゴメドラスル・ガジマゴメドフ(ロシア)に負けて銀メダルでした。 2016年のリオデジャネイロ・オリンピックの出場枠を取った試合で、何を学びましたか?

A:選手は負けた後、いろいろ学ぶものです。テクニックと考え方の間違いについて学ぶことになり、負けによって自分の弱点に取り組み、よくなるように努めます。 2015年は、シニア・レベルでの初めての国際大会参加で、いくつかのミスを犯しました。イランに戻ってトレーニングをやり直し、自分の過ちから学び、オリンピックへ向けての準備をしました。

Q:リオデジャネイロ・オリンピックでは、決勝でロシアのアニウアール・ゲデュエフを6-0で破りました。特に焦ることもなく金メダルを獲得したように見えました。どんなことを思思って闘いましたか?

A:前向きに、勝つことを考えていました。マットでの時間の1パーセントも気をゆるめないことを考えていました。私の心ははっきりしていて、けがの心配はありませんでした。コーチと神がそばにいてくれたので、集中力を維持して勝利を得ることができました。

昨年9月、オリンピックを含めて3度目の世界一に輝いたハッサン・ヤズダニチャラティ(イラン)

Q:現在のライバル、デビッド・テイラー(米国)とは、お互いに尊敬しています。その尊敬はどこから来ていますか? 彼はあなたが負傷した時、すぐに回復することを願いました。彼が負傷した時、あなたは同じように回復を願っています。

A:アスリートにとって、尊敬の念は相手の性格と文化を見ることから生まれます。私は常にすべての敵を尊重することを考えており、常に彼らが健康と個人的な成功の中で最高の結果を出すことを願っています。私の直接の対戦相手であるかどうかにかかわらず、私はファンのために素晴らしい闘いがきるよう、彼らが最高の状況にあることを望みます。レスリングは私たちが自分の性格を示すための方法です。

Q:あなたは多くのニックネームを持っています。グレイテスト、キング、フェアレス(大胆不敵)…。一番好きなものはありますか?

A:私は、これらのニックネームに値する選手であることを望んでいる、ということだけです。それぞれのニックネームが私にとって価値があると思います。ニックネームと私の偉大なファンの期待に応えることができれば幸いです。私はいつもファンの希望を守りたいので、すべてを受け入れて、ふさわしくなるように願っています。

Q:レスリングから引退したら、どうしますか?

A:引退については考えたことがありません。おそらく、選手生活を終えた後も、レスリングに携わることになるでしょう。今は選手としてのレスリングついて考えてます。金銭的なことは父が支援してくれているので心配はありません。レスリングに集中できます。

Q:オリンピックのメダルをいくつ獲得したいですか?

A:体が許す限り、レスリングのキャリアの中で最高のメダル数を獲得できることを願っています。理想は、オリンピックと世界選手権の両方で最も多くのメダルを獲得することです。今の計画では、体が許すなら2024年のオリンピック出場も目指しています。