ロシアの強豪が数多く生まれているダゲスタン出身で、ベラルーシ国籍で東京オリンピックの男子フリースタイル74kg級で銀メダルを取ったマハメドハビブ・カジマハメドフが、自身のインスタグラムに、自分とジョーダン・バローズ（米国）の写真、「ファンはジャングルの本当の王が誰であるかを知っているべきです」とのキャプションををアップした。
ダゲスタン・レスリング協会のホームぺージは、2人は米国で会い、バローズが対戦を要望し、カジマハメドフは「どんな状況でも準備ができている」と答え、できるだけ早い機会に対戦が行われることを望んでいることを表明したと報じている。
ベラルーシは、ウクライナに侵攻したロシアを支援しているとして、国際オリンピック委員会（IOC）から出場停止の制裁を受け、世界レスリング連盟（UWW）もこれに従っている。現段階で、両者が正式な大会で闘うことは不可能だが、UWWがからまない闘いなら可能。
バローズは、74kg級で2012年ロンドン・オリンピックと世界選手権を4度制覇。東京オリンピックは代表を逃したが、79kg級にアップして2021・22年の世界選手権で優勝。通算7度の世界一は、米国レスリング界で最高。
米国とベラルーシのトップ対決が実現するか。
