世界レスリング連盟(UWW)は、2022年の「Wrestler of the Year」に、男子フリースタイルは125kg級のタハ・アクグエル(トルコ)、男子グレコローマンは60kg級のジョルマン・シャルシェンベコフ(キルギス)、女子は尾﨑野乃香(日本)を選んだ。
アクグエルは、2015年世界選手権で優勝して以来、6年間、世界一から遠ざかったが、今年の世界選手権では、準決勝で前年の世界チャンピオンを破るなどして7年ぶりの世界一に輝いた。他に、ランキングシリーズの「ヤシャ・ドク国際大会」(トルコ)と欧州選手権を制したことが評価された。
シャルシェンベコフは4月のアジア選手権に続いて世界選手権で優勝。年間のランキングトップであり、77kg級のアクジョル・マクムドフとともにキルギス初の世界チャンピオンになったことが評価された。
尾﨑は、19歳にしてアジア選手権、U20世界選手権、シニア世界選手権、U23世界選手権を制覇し、年間ランキング1位が評価された。