
2018年世界選手権の男子フリースタイル86kg級優勝で、今年は右ひざの負傷で戦列を離れていたデービッド・テーラー(米国)が、自身のインスタグラムで「私は間もなく復帰する」と宣言した。
同選手は、米国大学の最強チームで日本にもなじみの深いペンシルベニア州立大学の出身。全米学生(NCAA)選手権に2度優勝したあと国際舞台へ本格デビュー。2018年にパンアメリカン選手権などで優勝し、世界選手権に初出場初優勝を果たした。
同選手権では、1回戦で前年の世界王者のハッサン・ヤズダニチャラティ(イラン=2019年大会でも優勝)を破り、ヤズダニチャラティには通算2戦2勝の成績を残している。
2019年は4月のパンアメリカン選手権で優勝したあと、5月の「Beat the Streets」(ニューヨーク)で負傷。世界選手権の予選に出ることなく、治療に専念した。
米国は1月15~18日の世界レスリング連盟(UWW)ランキング大会「マテオ・ペリコネ国際大会」(イタリア・ローマ)に男女45人の大選手団を派遣するが、このメンバーには入っていない。復帰は2月以降と思われる。