男子フリースタイル97kg級世界王者アブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)インタビュー

世界レスリング連盟(UWW)は、世界のトップ選手の一人である男子フリースタイル97kg級世界王者アブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)のインタビューを掲載した。


アブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)

――ブバイサ・サイキエフやアレクサンダー・カレリンのようなオリンピック3度優勝があなたの目標ですか?

サデュラエフ オリンピック3度優勝のサイキエフやカレリンという前例があって、目指せることはとても素晴らしいことです。しかし、世界選手権とオリンピックは異なります。今、私がオリンピック3度優勝の話をしても意味がありません。誰もが、勝つことがあれば、負けることもあります。今の私の目標は、2度目のオリンピック優勝です。そのあと、オリンピック3度優勝を目指すことになるでしょう。

 ――どうやって、長い間トップに留まってきましたか?

 サデュラエフ モチベーションの持ち方でしょう。私のライバルたちも一生懸命トレーニングしていて、なまけてはいないでしょう。すぐに若い世代が出てきます。スポーツができるのは、人生のほんの短い期間です。若いレスラーが迫ってくる前に、私はすべての可能なトーナメントに勝たなければなりません。そうでなければ手遅れになります。

 ――ジェーデン・コックス(米国=92kg級世界V2)との対戦の可能性について、どう思いますか?

 サデュラエフ コックスには独自のレスリング・スタイルがあると思います。しかし、カイル・スナイダー(米国=2016年リオデジャネイロ・オリンピック97kg級王者)には、簡単には勝てないと思います。スナイダーは、オリンピック・チャンピオンです。そして、彼はコックスよりもはるかに大きいです。彼らの闘いを見たいです。私はコックスと闘ったことはないので、私とコックスが闘った時にどうなるか、本当に分かりません。リオデジャネイロ・オリンピックでは同じ階級でしたが、トーナメントの別のブロックでした。

 ――ダゲスタン出身の選手には、なぜ強い選手が多いのでしょうか?

 サデュラエフ ダゲスタンでは、私たちの血の中にレスリングがあります。レスリングは私たちの国民的スポーツであり、ナンバーワンのスポーツです。ほとんどすべての少年がフリースタイルのレスリングに取り組みます。したがって、多くの競争があります。激しい競争こそが、強い選手を育てます。しかし、ロシア代表はたった一人なので、多く選手が国籍を変えて代表を目指します。

 ――あなたは、インスタグラムで100万人のフォロワーを獲得した最初のレスラーです。それについては、いかがでしょうか。

 サデュラエフ それが私の主な目標ではありませんでした。私が、本当にそれに興味を持っていたら、もっと早くそこに着いたでしょう。私はソーシャルメディアにあまり積極的ではありません。もちろん、私は多くの人々が興味を持ってくれ、彼らが私を応援してくれることは、とてもうれしく思います。

 ――レスリングのスポーツをどのように発展させたいと考えていますか?

サデュラエフ スポーツとレスリングの発展は非常に重要です。最近、レスリングは人気の面で総合格闘技(MMA)に追い抜かれました。しかし、それでもレスリングはオリンピック競技として残っています。だからこそ、レスリングは世界中に広がっていくべきだと思います。一般的に、MMAでは、ほとんどすべての選手が何らかの形でレスリングの基礎を持っています。UFCのトップ選手の約70%が元レスリング選手です。それが、レスリングが力強く存在する理由です