IOCがロシアとべラルーシのパリ・オリンピック参加を容認

国際オリンピック委員会(IOC)は12月8日、オンラインで臨時理事会を開き、ロシアとベラルーシ両国の選手について個人の中立選手(AIN)として来夏のパリ・オリンピックへの参加を容認することを決めた。

 これに対し、ウクライナのビドニー青年スポーツ相代行はフェイスブックで声明を発表し「無責任な決定を強く非難する」と述べた。同国のパリ・オリンピック参加については、ウクライナのスポーツ界や政治指導者と協議した上で決定するという。

 IOCは、ロシア、ベラルーシの国歌や国旗の使用を禁じ、団体競技での出場は認めず、積極的に侵攻を支持する選手、軍や治安当局の所属選手も対象外とすることも発表した。政府関係者をお燐肥区に招待しないことも決めた。

 現時点で出場資格を得た選手は、世界各国・地域の4600人いるが、そのうちロシアは8人、ベラルーシは3人のみ。AINの出場は「ごく限られた数」になる見通し。

 レスリングでは、ロシアが男子フリースタイル57kg級のザヴール・ウグエフ、65kg級のシャミル・マメドフ、74kg級のザウルベク・シダコフ、125kg級のアブドゥラ・クルバノフの4選手、ベラルーシが男子グレコローマン97kg級のアブベーカー・ハスラハノフと女子53kg級のバネサ・カラジンスカヤの計6選手が出場枠を獲得している。

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